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Vol.014『漫巣窟の懲りない面々 第九話』(30,000円)

サラリーマンをやめて始まったアシスタントという生活が始まってみるとボクの仕事というのは、ネコのエサやりとスタッフの食事作り、お茶出し・・・

いつ自分のアパートへ帰れるのかもわからない生活・・・

今から考えると漫画家というのは経営を学んで来た人たちではない。

原稿料と印税の範囲で生活しているのでアシスタントはそれからのおこぼれをもらう程度のギャラしかもらえない・・・

それが一般的だという事がわかってきた。

その職場でいただいた月給は30,000円だった・・・

完全に暮らせていけない金額だった・・・

今でいうブラックだ。

サラリーマンを辞めたことを後悔しても仕方ないが正直ツラかった。

ボクはその先生の仕事を3ヶ月で逃げるように辞めた。その先の生活のあてがないにもかかわらず・・・

(つづく)

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