vol.027『漫巣窟の懲りない面々 第十七話』
『自宅には電話がないので この場で決めてください!』 18禁マンガ誌の編集部に電話でアポを取り持ち込みをした。 ヤングジャンプの月例賞で佳作(賞金3万円)をとったラブコメのコピーを見せて無謀にもエロマンガの仕事を下さいと言ったのだ。 当時20才のボクは必死だった。...
vol.026『漫巣窟の懲りない面々 第十六話』
丸一年間、石神井公園駅前商店街のクリーニング屋でアルバイトをした。 アルバイトの給料は生活できずサラリーマンをやっていた時、受け取ったボーナスを少しずつ使ってしのいだ。 一年間全くマンガの勉強をしなかったのでこのままではマズイと思い、内圧的には作品を描く意志が弱かったので何...
vol.024『漫巣窟の懲りない面々 第十五話』
19才から23才まで石神井公園の木造風呂なしアパート四畳半家賃12,000円 名前は「曙荘」・・・ 60Wの裸電球しかない部屋で過ごした。 部屋の面積の半分の床は腐っていて避けて歩かなければ崩れる状態だった。 共同トイレは大量のウジが湧き便器まで糞壷から這い上がって来てトイ...