『漫巣窟の懲りない面々 第二十九話』
吉祥寺駅 井の頭公園近くの木造アパート6畳24,000円に引っ越した頃I先生のアシスタントさんが居酒屋で会いましょうということになり、当時西武池袋線の石神井公園の「村さ来」で男はボクとギャンブル漫画有名なFさんと女性の方は紹介してくれたアシスタントさんともう一人女性を連れて...
vol.053『漫巣窟の懲りない面々 第二十八話』
「私はこうして財を成した!」と その先生はスタッフの前で 高らかにおっしゃった。 取り巻く女性スタッフは 女王様を扱うように接していたし 打ち合わせに来る編集者は スーツを着ていた。 ボクが知っている編集さんは 全てTシャツとGパンとスニーカー...
vol.052『漫巣窟の懲りない面々 第二十七話』
TVアニメにもなっていて知らない人はいない漫画作品の絵担当のスターのようなI先生の仕事場は凄かった。 ライオンズマンション2部屋の壁を工事でとっぱらい50畳くらいの仕事場にしていた! スタッフ用仕事デスクは12個はあっただろうか・・・...
vol.046『漫巣窟の懲りない面々 第二十三話』
芳文社でカンヅメになっている 麻雀マンガ家さんの臨時アシスタントは 交通費と食費は自分持ちであった。 そこでS神さんという自分でも 麻雀マンガを描いているという 臨時アシさんに出会った。 このS神さんから3年後結婚する うちの奥さんまで人の繋がりが...


vol.043『漫巣窟の懲りない面々 第二十二話』
今から思い返すと出会った人たちとの繋がりが自分の運命を大きく変えていったことに驚く・・・ それは水道橋駅近くにある「週刊漫画」を出版していた芳文社に持ち込みに行って・・・ 仕事はもらえなかったが臨時アシスタントの声がかかりカンヅメになっていたある漫画家の手伝いに芳文社に行っ...
vol.023『漫巣窟の懲りない面々 第十四話』
先生からはお金の話は一切出ず、そのままアシスタント生活へ突入。 初アシスタントの給料は1ヶ月で30,000円だった・・・ これでは暮らしていけないので3ヶ月で逃げるように辞めた。 先生の飼いネコのエサやりと全員の食事作りがボクの与えられた仕事だった。...
Vol.019『漫巣窟の懲りない面々 第十三話』
その漫画がまだTVドラマになる前ボクはその編集部の担当さんに雑誌連載中のシナリオを 見せてもらったことがある。 雑誌を見ると資料提供と小さく名前が目立たない所にクレジットされていた。 「資料提供!?」ウソだ、これは完全に原作だ!...
Vol.018『漫巣窟の懲りない面々 第十二話』
作・画 遊人とクレジットされているが『個人授業』という作品は間違いなくボク以外の誰かが作ったストーリーだ。 小学館編集者T氏のノンクレジット戦略にボクは巻き込まれてしまったのだ! こういう提案(楽ができて読者は気付くことができず才能があると思われて儲かるなら)にのっかるゲス...
Vol.017『漫巣窟の懲りない面々 第十一話』
「個人授業」1話はその原作をもとにキャラ名やオッパイでマインドコントロールするアイデアなども遊人が変更したりして仕上げたが2話目もシッカリと作り込まれた原作だったのでボクは「これで何をしろというのだろう」と思った・・・ 小学館の編集者T氏が打ち合わせの時にこう言った。...
Vol.016『漫巣窟の懲りない面々 第十話』
遊人のコミックス「個人授業」の原作ストーリーはゴーストライターが作ったものです。 「桜通信」の連載が見えてきた頃担当編集者の一人 T氏(有名女性マンガ家の夫)が「桜通信」連載の条件に増刊でも作品をやってほしいと言ってきた。...