Vol.014『漫巣窟の懲りない面々 第九話』(30,000円)
サラリーマンをやめて始まったアシスタントという生活が始まってみるとボクの仕事というのは、ネコのエサやりとスタッフの食事作り、お茶出し・・・ いつ自分のアパートへ帰れるのかもわからない生活・・・ 今から考えると漫画家というのは経営を学んで来た人たちではない。...
Vol.013『漫巣窟の懲りない面々 第八話』(初アシスタント)
「週刊漫画」の芳文社へ持ち込みに行ったら「K先生がアシスタント募集してるよ」とアシスタントを勧められた。 どこへ持ち込みに行っても編集者の反応は良くなかった・・・ それもそうだ、今から考えるとパースの取り方も何も知らないで自己流で全て気の向くままに描いていたのだから。...
Vol.012『漫巣窟の懲りない面々 第七話(桜通信と個人授業)』
小学館「ヤングサンデー」、隔週だったのが「いよいよ週刊になる」と編集部は興奮していた。それに向けて遊人の「桜通信」という作品連載の企画が進み始めた。 タイトルを考えるだけでも当時一苦労だった。 受験物をやろうという事だったので、そのイメージに合うものをスタッフがカラオケBO...


Vol.008『漫巣窟の懲りない面々 第四話』 初めての出版社への持ち込み
ボクは上京して世田谷区桜新町でサラリーマンをやりながらさっそく持ち込み原稿を描き始めた。 昼の仕事が終わってからの作業なので思ったより進まず結局24P(トーン貼りなし)仕上げるのに3ヶ月かかった。(実はこれが初めて最後まで完成させた作品)...
Vol.006『漫巣窟の懲りない面々 第三話』
小学館のパーティで一人ダンスフロアーで耳に光るピアスをして妖艶なダンスを披露されていた。 天才漫画家 楳図かずおを大先生! 周囲の人々は静かにその様子を見守っていた。 そのダンスに追随してフロアーに入って来る者はいなかった・・・...
Vol.003『漫巣窟の懲りない面々 第二話』
田舎者のボク(遊人)は東京のドまん中の高級ホテルにいるだけで大興奮である! S学館主催のまんが家のパーティ会場。 横に座ってきた水木しげる大先生!ドキドキ・・・ おそれおおくて声もかけることができず、小心者のボクはなにげに知らんふりしていたのでした・・・...
Vol.002『漫巣窟の懲りない面々 第一話』
大手・中小出版社は東京にあるので故郷の山口県(田舎)から夢と希望を持って 東京に出てきたが・・・ 漫画界は自分が思い描いていた理想のものとはあまりにも違っていた! それから七年後、ボクは都内帝国ホテルでS学館が主催するバーティ会場にいた。...