『漫巣窟の懲りない面々 第三十六話』
たとえ人気投票の成績が良くてもコミックスが発売されて
初版で終わるような作品ばかり制作していたらやがて
マンガ家として干されてしまうのではないかと
心配になって来た。
年齢も20代後半、家族もでき
もう少し安定したかったので頑張ってもっと上を
目指さなければならなかった。
そこで無名だが平積みになって少なからずコミックスが
動いてそうなジャンルや絵柄のマンガを吉祥寺の
マンガの森に頻繁に通いチェックすることにした。
そしてあるキーワードを発見した。
今でいう『JK』物である。ボクは今までの
劇画調の絵柄をドラスティックに変更する覚悟をした。
そうは言っても実際に実行するとなると
それはそれで大変だった・・・。
(つづく)
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