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Vol.013『漫巣窟の懲りない面々 第八話』(初アシスタント)
- 遊人
- 2019年6月1日
- 読了時間: 1分
更新日:2021年5月1日
「週刊漫画」の芳文社へ持ち込みに行ったら「K先生がアシスタント募集してるよ」とアシスタントを勧められた。
どこへ持ち込みに行っても編集者の反応は良くなかった・・・
それもそうだ、今から考えるとパースの取り方も何も知らないで自己流で全て気の向くままに描いていたのだから。
K先生の絵を見せてもらった
(凄くうまいっ!劇画だ)
「愛と誠」を描いた、ながやす巧先生に憧れていたのでこんなに画力のある作家先生からなら何か学べるかもしれない!
K先生は女流作家だった。
石神井公園駅へ向かう西武池袋線の中で担当編集者が一言ポツンとボクに言った。
「漫画に出てくる女性をイメージしちゃだめだよ・・・」
結局ボクはせっかく就職した会社を1年で退社して、そのK先生の所へ行くことになったのだが3ヶ月で脱走した・・・
(つづく)