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vol.046『漫巣窟の懲りない面々 第二十三話』
- 遊人
- 2020年7月28日
- 読了時間: 1分
更新日:2021年5月1日
芳文社でカンヅメになっている
麻雀マンガ家さんの臨時アシスタントは
交通費と食費は自分持ちであった。
そこでS神さんという自分でも
麻雀マンガを描いているという
臨時アシさんに出会った。
このS神さんから3年後結婚する
うちの奥さんまで人の繋がりが
今から回想するとあったのだ。
S神さんは実はボクの人生に
大きな影響を与えた人だった!
徹夜で臨時アシをやり
「そろそろ帰りたい」とその
カンヅメマンガ家さんに伝えると
ズボンの中からクシャクシャの
1,000円札1枚を机の上に転がした・・・

編集者が「もう少し出したら?」
と言うとクシャクシャの1,000円札を
もう1枚机の上に転がした。
臨時アシスタントのギャラは
2,000円だったがボクにとっては
S神さんとの出会いは
お金に代え難いものであった。
(づづく)