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vol.046『漫巣窟の懲りない面々 第二十三話』

芳文社でカンヅメになっている

麻雀マンガ家さんの臨時アシスタントは

交通費と食費は自分持ちであった。

そこでS神さんという自分でも

麻雀マンガを描いているという

臨時アシさんに出会った。

このS神さんから3年後結婚する

うちの奥さんまで人の繋がりが

今から回想するとあったのだ。

S神さんは実はボクの人生に

大きな影響を与えた人だった!

徹夜で臨時アシをやり

「そろそろ帰りたい」とその

カンヅメマンガ家さんに伝えると

ズボンの中からクシャクシャの

1,000円札1枚を机の上に転がした・・・

編集者が「もう少し出したら?」

と言うとクシャクシャの1,000円札を

もう1枚机の上に転がした。

臨時アシスタントのギャラは

2,000円だったがボクにとっては

S神さんとの出会いは

お金に代え難いものであった。


(づづく)

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